2011/12/10

ママチャリグランプリ用GPSシステムの構築

来年1月の上旬に、スーパーママチャリグランプリが富士スピードウェイで開催されます。
今年も友人たちと参加する予定です。

レース中は1〜2周おきにドライバーを交代するのですが、ドライバーがどこを走っているかわからないため、交代準備などの時間がなかなか読めません。ピットロードは混雑しているので、なるべくピットロードでの待ち時間を減らしたいところです。
去年はAndroid搭載の携帯を2個使って場所把握を行いそこそこ役に立ったのですが、電波状態が安定せず、現在地を受信できないこともありました。

そこで今年は携帯電話を使用するのではなく、XBee Proを使って通信を行うことにしました。
XBee Proの見通し通信距離は1500m程あるので、レーシングコース全体はカバーできる計算です。

今回のママチャリグランプリ用のGPSシステムのハードウェア構成は以下のとおりです。

送信側

  • Xbee Pro ZB (End device構成)
  • GPSモジュール(GT-723F)
  • DC-DCコンバータ CE-1004-TP (3.3V出力設定)
  • OpenLog+2GB MicroSDカード
  • Eneloop 6本直列


受信側

  • Arduino
  • XBee Pro ZB (Coodinator構成)
  • レースコース上にLEDを配置した基板
  • モバイルブースターなどの5V電源

システムの概要

  • GPSモジュールの出力をXBeeのVInとOpenLogのRxIに接続。
  • 自転車側XBeeからピット側XBeeに向けて、GPSモジュールの出力(NMEA形式)をそのまま送信。
  • ピット側のXBeeにつながっているArduinoがNMEAを解釈し、自転車の位置に一番近いLEDを光らせる。
  • 大体の場所がわかるので、ピットでのんびりできる


GPSモジュールの予備実験を家の周りでしたところ、10~20mぐらいの誤差内で捕捉できることを確認できました。GPSモジュールはOK。
OpenLogの実験もやってみたところ、GPSモジュールの生データを10分間記録するとデータ量が大体300kBだったので、電池が切れなければ2GBのMicroSDに1000時間ぐらい記録できそうです。なのでOpenLogもOK。

残る予備実験はXBeeの長距離通信と駆動時間の実験です。

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