今年も友人たちと参加する予定です。
レース中は1〜2周おきにドライバーを交代するのですが、ドライバーがどこを走っているかわからないため、交代準備などの時間がなかなか読めません。ピットロードは混雑しているので、なるべくピットロードでの待ち時間を減らしたいところです。
去年はAndroid搭載の携帯を2個使って場所把握を行いそこそこ役に立ったのですが、電波状態が安定せず、現在地を受信できないこともありました。
そこで今年は携帯電話を使用するのではなく、XBee Proを使って通信を行うことにしました。
XBee Proの見通し通信距離は1500m程あるので、レーシングコース全体はカバーできる計算です。
今回のママチャリグランプリ用のGPSシステムのハードウェア構成は以下のとおりです。
送信側
- Xbee Pro ZB (End device構成)
- GPSモジュール(GT-723F)
- DC-DCコンバータ CE-1004-TP (3.3V出力設定)
- OpenLog+2GB MicroSDカード
- Eneloop 6本直列
受信側
- Arduino
- XBee Pro ZB (Coodinator構成)
- レースコース上にLEDを配置した基板
- モバイルブースターなどの5V電源
システムの概要
- GPSモジュールの出力をXBeeのVInとOpenLogのRxIに接続。
- 自転車側XBeeからピット側XBeeに向けて、GPSモジュールの出力(NMEA形式)をそのまま送信。
- ピット側のXBeeにつながっているArduinoがNMEAを解釈し、自転車の位置に一番近いLEDを光らせる。
- 大体の場所がわかるので、ピットでのんびりできる
GPSモジュールの予備実験を家の周りでしたところ、10~20mぐらいの誤差内で捕捉できることを確認できました。GPSモジュールはOK。
OpenLogの実験もやってみたところ、GPSモジュールの生データを10分間記録するとデータ量が大体300kBだったので、電池が切れなければ2GBのMicroSDに1000時間ぐらい記録できそうです。なのでOpenLogもOK。
残る予備実験はXBeeの長距離通信と駆動時間の実験です。
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