OpenCVの作業環境もすべてクリーン(全消去)になりました。
なのでまたインストールをすることにしました。
=OpenCVの公式Wikiの適当意訳と共にお送りいたします=
オリジナルは http://opencv.willowgarage.com/wiki/InstallGuide です。
注:訳すのが面倒になったところは端折ってあります。
OpenCV インストールガイド
概要
1.安定版のOpenCV2.2が必要な場合は、sourceforgeからダウンロードしてください。
2.開発中の最新版ソースコードが必要な場合は、SVN(https://code.ros.org/svn/opencv/trunk/opencv)をチェックアウトしてください。
3.CMakeを使ってOpenCVのバイナリを作成してください。(事前ビルドされているVisualStudio2010用の場合はこの手順はスキップしてください)
4.各プロジェクトごとのコンパイラ設定に、OpenCV用の設定を追加してください。
1)最新の安定バージョンのOpenCVを手に入れる
・SourceForgeからダウンロードしてください。
・Windowsの場合)Exeパッケージをダウンロードして実行してください。パッケージは32ビットOS用に作られてるので注意してください。また、TBBサポートは含まれていません。一般的には、Zipファイルのソースコードをダウンロードしてきて、それを自分でコンパイルしてください。
・Linux/MacOS/その他のOSの場合) ソースコードのtarballをダウンロードしてください。
または、SVNリポジトリから最新のソースコードをダウンロードします。
2)OpenCVを使うために必要なライブラリやツールをインストールする
・C/C++コンパイラ(OpenCV2.2は、Windows環境ではVisualStudio(2008,2010,Express Editionを含む)やMinGW、MacOSXではXCode3.2以降、Linuxやその他のOSではGCC4.3以降で動作します。 それ以前のコンパイラを使用している場合は、OpenCV1.1をOpenCV2.2の代わりに使用してください。・CMake2.6以降 CMakeは、OpenCVのSVNスナップショットをビルド出来る唯一のソフトです。
・(オプション)Subversionクライアント
・(オプション)Python 2.6.xか2.7.x (Python3.xのサポート状況は不明です)とNumpy
・(オプション)Intel TBB。 OpenCVで並列処理を行う際に使用します。 OpenMPはもう使用しなくなりました。【重要】TBB2.2以降のみ動作します。(Ubuntu9.10ユーザの方へ・・・libtbb2とlibtbb-devパッケージを、Ubuntu10.04から取得することが出来ます。)
・(オプション)Qt4.6以降。HighGUIのバックエンドとして、Qtを使用することが出来ます。詳しくは Qt-OpenCV-Multithreaded for required steps. を見てください。
・(オプション)IPP5.1から6.1(7はダメです) OpenCVはIPPは不要ですが、IPPを使って色変換やHarr特徴量のトレーニング、DFT関数を早くすることも可能です。
・LiveTexディストリビューション。最新のOpenCVリファレンスマニュアルのPDFを作成する時に必要です。
・(オプション)最新のCUDAツールキット。GPUサポートを使用するときに必要です。(NVidia製のGPUでのみ有効です)
その他の必要なもの(Linux/BSD/その他Unix系のOS)
・pkg-config。コンフィグレーションの際に、OpenCVをさらに使いやすくすることができます。・(オプション)gtk+ 2.xとそれに付随するパッケージ群(glib,gthreadなど) gtk+は、WindowsやMacOSX以外のOSのhighguiのデフォルトバックエンドとなります。
・(オプション)libjpeg,libtiff,libjasper,libpng,zlib,openxr. OpenCVに含まれているバージョン以外のものを使う場合はインストールしてください。(openxrはOpenCVに含まれてません)
・(オプション)ffmpeg, libgstreamer, libxine, unicap, libdc1394 2.x.
上記のパッケージは、インストールされているべきです。これらのパッケージは、highguiでビデオのエンコードやデコード、キャプチャをする際に必要となります。Ubuntu9.10でこれらのパッケージをまとめてインストールする場合は、以下のコマンドを実行してください。
sudo apt-get install libavformat-dev libswscale-dev
その他の必要なもの(MacOSX)
・XCode3.2以降。このバージョンは必要なc++コンパイラを含んでいるだけではなく、CocoaやQTKitなどのhighuiをより機能的にしてくれるフレームワークも含んでいます。
*注:Macは最近使って無いので以下省略。
その他の必要なもの(Android)
・Android ページを参照してください。
3)OpenCVライブラリをCMakeとC++コンパイラを使ってソースコードからビルドする
注:特定のプラットフォーム用のガイド(Mac,Ubuntu(プレビルド版,Debian&Ubuntu,Linux,MinGW)があるので、そちらも参照してください。
CMakeを設定する
生成されたMakeファイルや、VisualStudio、XCodeまたはEclipseプロジェクトのフォルダ保存する一時ディレクトリを作成してください。以降、
もし、CMake GUIを使う場合は、"Configure"をクリックして設定の初期化を行います。その後オプションを調整し、もう一度"Configure"をクリックして、その後"Generate"をクリックします。
もしTBBやIPPを既にインストールしている場合は、TBBSupportと IPP SupportのチェックをONにすると、より良いパフォーマンスが得られます。Pythonラッパーをビルドしたい場合や、サンプルをビルドしたい場合、PDFのマニュアルを作りたい場合は、明示的にチェックをONにしてください。
コマンドラインを使用する場合は、
cmake [
例:
cd ~/projects/opencv # INSTALLファイルやCmakeLists.txtなどを含んでるディレクトリ
mkdir release
cd release
cmake -D CMAKE_BUILD_TYPE=RELEASE -D CMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local -D BUILD_PYTHON_SUPPORT=ON ..
リリース構成のMakefileが/releaseディレクトリ内に生成されます。
GCCでコンパイル&インストール
・Visual Studio,XCode,Eclipse用のプロジェクトファイルが生成された後は、IDEでプロジェクトファイルを開いて、ビルドしてください。
・makefileを生成した場合は、生成されたテンポラリディレクトリに入り、 make/nmakeユーティリティを実行してください。その後、オプションで sudo make install を実行してください。
・もしIDEが"make install"を実行しなかった場合は、コマンドラインから実行してください。
以下略)
OpenCVをテストする
CMakeGUIで "BUILD_EXAMPLES"にチェックした場合や、コマンドラインのcmakeで"-D BUILD_EXAMPLES=ON" オプションを使用した場合は、デモのプログラムもビルドされます。
いくつかの必要な画像は、サンプルのソースディレクトリ内に保管されているので、そこからバイナリファイルがあるフォルダにコピーしてきてください。
(以下略)
4.あなたのプロジェクトにOpenCV用の設定をする
それぞれの開発環境用のインストールガイドは以下のとおりです。
・Visual Studio
・Eclipse
・C++ Builder
・DevCpp
・CodeBlocks
・Linux
・Mac OS/X
・MinGW
・Android
あなたのプロジェクトでCMakeを使うことも出来ます。Getting startedとFindOpenCV.Cmakeページを参照してください。
・もしくは、各IDEの設定に、OpenCVのinclude,lib,binディレクトリを追加してください。
・MakeFileを自分で書く場合は、必要なライブラリ名やライブラリパスを下記のような感じで記載してください。
g++ -o my_example my_example.cpp -lopencv_core -lopencv_imgproc -lopencv_calib3d -lopencv_video -lopencv_features2d -lopencv_ml -lopencv_highgui -lopencv_objdetect -lopencv_contrib -lopencv_legacy
*以下略
5. OpenCVによる最先端のプロジェクトで楽しみましょう!
・もし、あなたがOpenCVの初心者であれば、Beginners FAQを読むことをおすすめします。・Blob Detectionや、Face Recognitionに関するトピックは、FAQ Guideにあります。
・Tutorialsには、いくつかのチュートリアル(3D姿勢の推定など)があります。
・OpenCVのSampleフォルダには、たくさんのサンプルコードがあります。
・OpenCVについて学ぶ最善の方法は、O'Reillyの書籍"Lerning OpenCV"をおすすめします。(訳注:日本語版 詳解OpenCVもあります。)
以上、インストールガイドの翻訳でした。
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